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Posted by 滋賀咲くブログ at

長浜 豊国神社のツツジ




 豊国神社はゴールデンウィークの頃、艶やかなツツジの花につつまれる。
 境内を囲む石垣の植え込みに、色とりどりのツツジが咲く。ツツジは自生する種類が40以上もあるというが、加えて園芸品種として生まれたものが多い。
 拝殿正面にある鳥居の手前辺りは、白、紫、赤と薄紅の染分けなど、さまざまな色合いの花が石垣に沿って咲き並び、まさに百花繚乱の趣である。
 ツツジは、春先から初夏まで、いろんな種類の花が連なって咲きつづけることから、その名が生まれたという。



  


Posted by 風まかせ at 09:22Comments(0)

西明寺のシャクナゲ




 紅葉に染まる頃の西明寺は美しいが、シャクナゲが咲く新緑の季節も格別だ。
 蓬莱庭は池泉回遊式の庭で、池のなかに鶴島と亀島がかたどられている。本坊から見ると、池の向こうの山側に幾本かのシャクナゲが植えられている。
 この庭は、江戸時代前期に遠州の庭にならって造られたという。シャクナゲは350年ほどを経た古木だとされるが、蓬莱庭園が造られたときに植えられたものだろう。
 夏、加賀と越前の国境にそびえる白山の室堂周辺は、白いシャクナゲの花が咲き、天上の別天地となる。その神秘な美しさは忘れられない。
 白山に咲くシャクナゲのように、高山に自生するものは50センチにも満たない低木が多いが、西明寺の木はもっと高く、池をつつむように咲いている。



  


Posted by 風まかせ at 06:59Comments(0)

木之本町杉野の芝桜




 杉野川の上流、右岸のゆるやかな河岸段丘にひらけた集落が現れる。手前にある村が杉本、その先に杉野の集落がある。
 二つの村のあいだに、よく手入れされた水田が続く。ゆるやかな段丘に沿って広がる水田は、水を湛えるために高い畝が築かれている。
 その畝に鮮やかなシバザクラが咲く。白や薄紅、藤色などの花の帯が、道路に沿って杉野の集落まで続いている。
 シバザクラは芝生のように地を覆い、桜のような花を付ける。名前はそんな姿から来ている。
 絨毯のように土手を覆い尽くす様は見事で、雪深い山里に春のウキウキする雰囲気をもたらしてくれる。


  


Posted by 風まかせ at 10:23Comments(0)

新旭 清水山城のイワカガミ




 安曇川の北部には、比高が100mに満たない、なだらかな丘陵が広がっている。丘陵の中央辺りに、清水山城という山城跡がある。JR新旭駅から歩いて15分ほど。麓に新旭町森林スポーツ公園がある。
 春、清水山城跡でもっとも多く見かけるのはイワカガミだ。山野草としてはポピュラーな種類だが、清水山城跡は圧巻だ。いたるところに群生している。
 薄紅色の花は見ていて飽きない。一本の茎から小さなベルのような花がいくつも開いていて、ベルの先にはフリルのような飾りが付いている。
この季節の山野草は、多くがスプリングエフェメラルといわれるように、花が終わると翌春まで姿を見せないが、イワカガミは常緑の葉が年中開いている。
 清水山城はミツバツツジの宝庫でもある。花のトンネルを抜けるように、山道を歩く。




  


Posted by 風まかせ at 07:23Comments(0)

今津の野のエドヒガン




 今津の野を走ると、大きなドームのように薄紅の花をまとった巨木が点々と現れる。エドヒガンの巨木である。
 ソメイヨシノは、エドヒガンとオオシマザクラを交配させて生まれた人工種であるが、エドヒガンは野山に自生する木である。
 長寿の木が多く、山梨県北杜市にある神代桜は樹齢2千年、岐阜県本巣市の淡墨桜は千5百年といわれる。
 今津町の野に点在するエドヒガンは、古いもので樹齢4百年程度といわれる。地元の自然観察クラブの人たちが、今津町の扇状地に育つエドヒガンの分布調査をしたところ、樹齢およそ4百年から10年までの木が135本あったという。
 箱館山からびわ湖に向かってゆるやかに広がる丘陵地のなかに、深清水という美しい水の湧く集落がある。
 そのはずれに夫婦桜と呼ばれる2本の木がある。村の墓地に寄り添うように並んでいる。そこから箱館山に向かって、ゆるやかに広がる柿畑の道を上がっていくと、国道の手前に竹生の桜と呼ばれる1本の巨木がある。木の背後に、びわ湖に浮かぶ竹生島が望める。




  


Posted by 風まかせ at 06:26Comments(0)

米原市 徳源院の道誉桜




 道誉桜と呼ばれる徳源院のシダレザクラは、花の季節に一度は愛でたいと思う木のひとつだ。
 道誉桜は北近江を支配した京極家の五代目、道誉のお手植えと伝えられるが、彼が活躍したのは14世紀。南北朝の頃だから700年近く前のことだ。
 現在の道誉桜は二代目である。樹齢はおよそ360年。木をいつくしんでお世話をすれば、折れた枝からも美しい花を咲かせて返してくれる。
 40年あまり前、花の付きが悪く木の勢いがなくなった。そこで、山門から境内に入った左手に、道誉桜の枝を接木して三代目を植えたという。
 山門の手前にある石段の下から仰ぐと、陽の光が薄紅色のシャワーのようにふりそそぎ、花々がシダレの枝を伝って流れ落ちるように頭上に広がる。若い木には勢いがある。




  


Posted by 風まかせ at 08:36Comments(0)

高月 赤分寺のハナノキ




 ハナノキは岐阜県を中心に滋賀、愛知、長野の4県だけに自生する。ハナカエデともいい、紅葉が美しい。
 咲く花はめったに見られない。花の季節は4月はじめの数日間。天気と観る人の時間的なゆとりという、めぐり合わせのよさが求められる。
 一つひとつの花は小さいが、枝一面に群がり咲く。少しくすんだ微妙な色合いで、樹一面がほのかに紅をさしたような、春霞のような雰囲気を呈する。
 高月町と木之本町の境に、湧出山という標高2百メートルほどの里山がある。その南麓にある東高田の集落のはずれに、ハナノキの大木がある。赤分寺観音堂の境内にあり、周囲に田園が広がる。
 緑が萌え出す季節は、半月ほど先である。湧出山もまわりの田畑も、いまだ灰色の世界だ。そんなモノトーンの風景のなかで、箒を逆さに広げたような枝に深い紅色の花が無数に付く。




  


Posted by 風まかせ at 06:47Comments(0)

今津 酒波寺のエドヒガン




 赤坂山の麓に酒波寺という古刹がある。天平時代、聖武天皇の勅願により行基が開いたと伝わる。浅井氏と織田信長が争った元亀騒乱の際、寺は信長の甥織田信澄によって焼かれたが、寛文年間、余呉の菅山寺から覚仁上人を招いて再興された。
 両側に仁王像が立つ朱の山門を抜けると、長い石段が本堂まで続いている。石段を上がり境内に立つと、眼下に酒波の村と広がる柿畑とびわ湖が望める。そして手前には、一本の巨木が枝を広げている。行基桜と呼ばれるエドヒガンである。
 石段の中ほどまで下りて、木の根元に立つと、幹は深緑の苔に覆われ、人が入れるほどの洞がぽっかりと空いている。樹勢は弱っているようにも見えるが、空を覆い尽くすように薄紅の花が頭上に広がる。霞か雲か、そんな心持ちになる。




  


Posted by 風まかせ at 09:55Comments(0)