高月 赤分寺のハナノキ
2019年04月04日
ハナノキは岐阜県を中心に滋賀、愛知、長野の4県だけに自生する。ハナカエデともいい、紅葉が美しい。
咲く花はめったに見られない。花の季節は4月はじめの数日間。天気と観る人の時間的なゆとりという、めぐり合わせのよさが求められる。
一つひとつの花は小さいが、枝一面に群がり咲く。少しくすんだ微妙な色合いで、樹一面がほのかに紅をさしたような、春霞のような雰囲気を呈する。
高月町と木之本町の境に、湧出山という標高2百メートルほどの里山がある。その南麓にある東高田の集落のはずれに、ハナノキの大木がある。赤分寺観音堂の境内にあり、周囲に田園が広がる。
緑が萌え出す季節は、半月ほど先である。湧出山もまわりの田畑も、いまだ灰色の世界だ。そんなモノトーンの風景のなかで、箒を逆さに広げたような枝に深い紅色の花が無数に付く。
Posted by 風まかせ at
06:47
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