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Posted by 滋賀咲くブログ at

彦根市 龍潭寺のナツツバキ



 佐和山の西の山麓に、だるま寺として知られる龍潭寺がある。関ヶ原の戦いで武功を立てた井伊直政が、佐和山城主となったときに創建したと伝えられる。
 大きな山門に通じる参道の脇に、石田三成の座像がある。関ヶ原で敗れた三成の菩提を弔う寺でもある。
 龍潭寺は、趣のある3つの庭が楽しめる。まず現れるのが南庭である方丈庭園。ふだらくの庭と呼ばれる枯山水の庭である。白砂と苔と立石が、その浄土を表している。
 次に池泉の庭が現れる。小堀遠州が作庭に関わったとされ、蓬莱山を模した石組みが見事だ。いちばん奥に北庭である露地庭がある。
 池泉の庭と露地庭に、ナツツバキの花が咲く。ナツツバキはシャラノキとも呼ばれ、白く清楚な花が美しい。
 シャラノキは沙羅樹と書く。「祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり。沙羅双樹の花の色」という平家物語の一節を思い浮かべるが、沙羅双樹と沙羅樹は別の樹である。
 昔、ある僧がお釈迦様にゆかりの樹を探して、山を分け入り沙羅双樹を見つけた。その樹を沙羅樹と呼んだのだが、日本に沙羅双樹は育たない。その樹はナツツバキだったというわけだ。
 ナツツバキは花の形がツバキに似ているので、その名が付いたのだろうが、樹相はかなり異なる。花の色も違う。
だが、花が散る様はツバキに似ている。朝に花が開き、夕方には落ちてしまう一日花なのだ。



  


Posted by 風まかせ at 10:45Comments(0)