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Posted by 滋賀咲くブログ at

高月町雨森のイチョウ




 イチョウの黄葉は壮麗だ。天を突くような巨木が全身を黄色に染めて屹立している。そこに晩秋の陽の光が当たると、いっそう厳かな雰囲気が漂う。
 雨森の天川命神社にイチョウの巨木がある。村なかの道を幾度か曲がって、正面に神社の鳥居が見える道に出ると、鳥居の高さの数倍はあろうかという木が望める。
 取り巻く民家の屋根から抜きん出ており、黄葉の季節は周辺が黄色で埋め尽くされる。「宮さんの大銀杏」と呼ばれ、親しまれている。
 イチョウは神社の境内に多い。これには理由がある。木之本町杉野の石道寺跡の境内に、火伏せのイチョウと呼ばれる巨木がある。
 江戸時代、杉野の村は二度の大火に見舞われたが、石道寺はイチョウのおかげで難を逃れた。以来、だれ言うとなく「火伏せの銀杏」と呼ぶようになった。火に強いのである。
 天川命神社は延喜式内社とされ、雨森という名の元になった古社である。天川命と称する神様が降臨したことから天降里と呼ばれ、それがのちに雨森と改められたのだという。


  


Posted by 風まかせ at 07:33Comments(0)