伊吹山麓 大久保の節分草
2019年02月16日
セツブンソウは、名のとおり節分のころに咲き始める花。春の草花にさきがけて、淡雪のなかに白く可憐な花があらわれる。
地方によっては雪割草という名前で呼ばれるようだが、雪割草は同じキンポウゲ科のミスミソウの別名。山に咲くサクラソウもそう呼ばれたりする。
節分草といい、雪割草といい、なんとも響きのよい名前だ。長い冬が過ぎて、もうすぐ春が来るんだなあという、うきうきした心持ちになる。
近年は雪が少なくなったが、湖北に住む人にとって春は恋しい季節。生きとし生けるものが生まれ出る時、草木が芽吹く始まりの時だ。
セツブンソウは石灰岩地を好む草花だから、伊吹山に多い。伊吹山の東尾根と姉川上流域の山麓でみごとな群落が見られるというが、手軽にこの花を愛でることができるのは大久保の集落近く。
セツブンソウが咲くところは、集落の南に広がる畑と雑木林である。一面モノトーンの風景のなかに、目を凝らすとこわれそうなほど可憐な花が咲いている。

Posted by 風まかせ at 11:07│Comments(0)