余語湖畔のサワオグルマ
2018年05月07日

5月上旬になると、余呉湖の東岸にサワオグルマの花が群生する。以前は湖畔の草地に咲いていたが、最近は湖を一周する道路の山側にも群生する。
賤ヶ岳の戦いのとき、柴田勝家方の武将佐久間盛政は、大岩山に陣取る中川清秀を攻めた。余呉湖畔で馬を洗っていた清秀配下の雑兵を急襲したのが、尾野呂浜といわれる辺りである。それが戦いの始まりとなった。
現在、尾野呂浜の周辺は広々とした草地が広がり、ところどころに駐車場が設けられている。サワオグルマは、そんな東岸の一帯に群生する。
下余呉に住む人の話によると、サワオグルマは30年近く前から見られるようになり、徐々に広がっているという。振り返ると、東の岸辺一帯に石積み護岸が施され、公園の整備と道路の拡幅が行なわれたのがその頃だった。
人の手によって、自然の植生は急激に変わっていくことがある。そのように記すと、サワオグルマは帰化植物のように思われるが、実は日本の特産種である。
漢字で書くと沢小車。日当たりのよい湿地や田の畦などに群生し、小さな車輪のような形の花を咲かせる。

Posted by 風まかせ at 10:09│Comments(0)